週休4日の海外事業部長ブログ

2018年、コストコ本社から埼玉県の某零細農薬メーカーに転職。海外事業部長として働いています。自宅から会社までは往復200kmとあまりにも遠いので、週3回、11:00-17:00の5時間勤務の契約です。草むしりに苦しんでいる皆さん、私自身が原料調達に携わっているエイトアップをよろしくお願いします。農地でも使えます!→ http://8up.jp/products.php

【雑草対策】 除草剤エイトアップが本当に雑草に効果があるのか実験してみた①

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ちょっと背丈がある雑草

目次

 

小さな会社の除草剤エイトアップ

私が働いている会社ではエイトアップ(グリホサート剤)という除草剤を販売しています。正直言って当社はモンサント社シンジェンタ社などの海外巨大化学メーカーと比較できるような規模の会社ではありません(涙)。

埼玉県北部の深谷市という田舎町(失礼)でコツコツと製造・販売している会社です。でも、品質には自信を持っています。品質管理のためだけに超高価な分析器を使って女性スタッフが毎日品質検査しています。

その品質管理が認められて、AL剤(希釈せずにそのまま使えるタイプの除草剤)などは国内大手メーカーにOEM提供しているほどなんです。

さて、そんな小さな会社の除草剤って、「ホントに効果があるの?ちゃんと枯れるの?」と心配される方も多いと思います。ということで、営業の方に協力してもらい、定期的に効果実験を行っています。

 

100倍希釈での実験

通常の雑草であれば水1Lにボトルのキャップ1杯(10ml)を混ぜて雑草にまきます(100倍希釈)。

 

結果は・・・

 

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ちょっと背丈がある雑草

 

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ちょっと背丈がある雑草枯れました

 

約2週間でちゃんと枯れました(ヨシ!)。

 

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残留・土壌汚染がないので枯れた後に苗の種付けOK

この時は雑草を枯らした後に白菜を植えたと思います。

 

別の場所でも実験してます。

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別の雑草

 

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別の雑草もちゃんと枯れました

 

安心してください、ちゃんと枯れました。

 

除草剤を散布する道具で散布面積は変わります

 

上記の希釈液1Lでしたら・・・

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ジョーロで3坪(約9.9㎡)

 

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噴霧器で7.5坪(約24.7㎡)

 

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少量散布ノズルで9坪(約30㎡)

ってところです。

 

希釈倍率について

上記のような通常の雑草であれば1Lの水に10ml(ボトルキャップ1杯)で大丈夫です。100倍希釈ですね。

ちょっと枯れにくいササ類・つる類であれば1Lの水に20ml(ボトルキャップ2杯)の50倍希釈、スギナには1Lの水に40ml(ボトルキャップ4杯)の25倍希釈で使ってください。

 

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通常の雑草

 

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これがササ類です

 

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これがつる類です

 

最後に少しだけ宣伝

雑草に困っている方・・・エイトアップは家庭や工場だけでなく、より安全性が求められる農地でも使えます。当社は日本で初めてグリホサート剤のジェネリック品として農水省の登録を取得した会社なんです。

1990年代から数億円の費用をかけて試験を行い、その試験成績が認められての結果です。適用作物の拡大もどんどん増えていますので、ぜひお試し下さい。

「でも、お高いんでしょう?」というコスト重視の方・・・エイトアップの価格は大手外資メーカーの半分以下です。当社にはテレビCMを流す資金もホームセンターにヘルプ・スタッフを派遣する体力もありません。ついでに言えば社員の給料もそれほど高くありません(涙)。その分、価格に反映させていますので、ぜひお使いください。

 

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これがエイトアップです!

 

「よし、そこまで言うなら使ってみよう」という方は下記をクリックしてお求めください。


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通勤週3日の理由と農業を勉強する理由と自己紹介

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私が海外から仕入れた原料(年間数億円調達しています)


 

 

なぜ通勤が週3回なの?普通毎日でしょ!

私は48歳で転職してアグリビジネス(農業関連産業)業界で働いてます。前職は外資系のコストコ本社に勤務していて、テレビや大型家電を取り扱う部署にいました(短期間ですが・・・)。

現職も基本的に海外原料メーカーとの価格交渉や納期の打ち合わせなどの、英語を使ったビジネスがほぼ100%であり、農業についての知識は問われません。化学の知識が必要になる場面もありますが、その都度、大急ぎで勉強って感じです。

どうしても当事者同士が顔を合わせる必要があるので、価格交渉などで年に4~5回、台湾や東南アジアに出張するものの、基本、海外ベンダーとのやり取りばかりなのでメールや携帯で私の仕事は完結します。

というわけで、自宅から会社まで往復200kmとあまりにも遠いこともあり、会社には週3回顔を出すコトで勘弁してもらっています。残りの日は自宅勤務というコトに。

農業の勉強

勤務先の営業の方は農業の勉強をされています。女性の事務の方々もFAQなどの対応はしっかりされています。ただ、私の場合、正直言ってあまりにもビジネスサイドに偏重していて、除草剤メーカー勤務にもかかわらずそっち方面の知識がゼロなのです。

「それではさすがにまずいよなぁ・・・」

っということで農業の勉強を少しずつ始めたところです。農業と一言で書いてもあまりにも幅広いので、せっかくなら儲かる農業をメインテーマに設定しました。

どうやったらコストカットできるのか?

どうやったら収益をアップできるのか?

ネット通販の始め方(20年以上の経験あり!)

などなどこのブログでシェアできたらと考えています。

自己紹介

1970年生まれ

長崎県佐世保市出身

学歴:佐世保北高→San Diego City College(短大)→National University(四大)卒

TOEIC:935点

英検:準1級

好きな作家:村上龍(小・中・高校の先輩です)

好きなミュージシャン:デビッド・ボウイ

好きな映画:ワイルド・ギース

好きな海外ドラマ:ウォーキング・デッド

好きな国:アメリカ、台湾、マレーシア

関東雑草研究会で学んだこと

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雑草処理は大変です

関東雑草研究会

3月15日に東京農大で関東雑草研究会という学会(?)の発表会が開催されました。私自身は農業の知識はゼロ、化学知識もゼロなのですが、勉強のために見学してきました。ちなみに参加料は有料で1,000円なり。

日本各地から研究課題を持ち寄り発表するのですが、午前は「薬用植物と雑草」、午後は「雑草イネ・漏生イネ防除の最近の話題」がテーマでした。

午前中はまだしも、ランチ後は暖かい講堂でご年配の先生たちの研究発表があまりにも心地よくて睡魔との戦いが大変でした。

あと、農大の学食安くて美味しかったです。

雑草イネ

雑草イネって知ってました?

私は初めて聞いたのですが、田んぼに自分が植えていないイネが混じって育ってしまう事が増えているそうです。野良犬ならぬ野良稲ですね。

同じイネだから良いじゃないと思ったのですが、これが大問題らしくて、この雑草稲から取れる米は赤米なので、収穫したら赤米が混じってしまい低評価になるそうです。

しかもこの雑草稲は繁殖力が強く、勝手に種がポロポロ落ちて大繁殖。初年度に取り除かないと田んぼが大変なことになっちゃうそうです。同じイネなのでよ~く見ないと取り除くのが難しいって言っていました。

 漏生イネ

これは作付け品種を切り替える際に生じる問題です。品種を変えたのに昨年度の品種のイネが混じって育ってしまい、検査等級が下がってしまう可能性があるとのコト。

例えば、昨年は飼料用の米を作ったとします。今年は一般の食用米を作ったけど、田んぼに残っていた飼料用の種からイネが育ってしまう感じでしょうか。

確かにエサ用の米が混じったら検査時に大変なことになりそうですね。

 対策は?

上記の対策としては

収穫後、作付け前:

・石灰窒素

・蒸気処理

・非選択性除草剤

・耕起・不耕起

・田畑輪換

 本田期間:

・遅植え、遅播き

・有効な除草剤体系

・除草剤感受性品種由来の漏生イネに有効な除草剤体系

・機械除草

・手取り除草

 などが発表されていました。

特に長野県で被害が出ていて、とにかく早めの対策が効果的と発表されていました。お米を作ってる農家の方、雑草イネ・漏生イネには気をつけてください。

天候や病気、さらには雑草問題と農家の方はいろいろ大変ですね。

 

8up.jp

儲かる農業について勉強スタート

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儲かる農業

親戚が米作りをやめた

先日、私の親戚が米作りをやめました。脱穀を外部委託していたそうなんですが、その方がやめてしまうことが理由1。重機が故障がちで修理をお願いするのに多額の費用がかかるのが理由2。

毎年9月においしい新米を譲っていただいていたので、ちょっとショックです。まぁ農業をやめるわけではなく、田んぼは野菜作りに切り替えるそうなんですが・・・

それにしても農業って大変な仕事のわりに、儲けが少ないって印象ですが実際どうなんでしょうか?

 

  売上-売上原価=粗利(売上総利益

利益(粗利)の方程式はシンプルなものです。中・小・零細企業の経営者がやることは「粗利の追求と分配」と言われることがありますが、これは従業員の給料、事務所の家賃、通信料・・・様々な経費を支払う原資が粗利だからでしょう。

売上を上げ、粗利を確保して、粗利の範囲内で経費を支払う・・・これさえ守ればだれでも一流経営者の仲間入りですね。

より丁寧に書けば

①売上を上げる

②原価を下げる

③粗利内で会社を回す

これだけの事なのですが、なかなか難しいんですよね~。

このことは中・小・零細企業に限らず農業でもきっと同じでしょう。ということで、このブログでは転職でアグリビジネスに一歩踏み入れた、私個人が儲かる農業について勉強・研究していきたいと思います。 

 

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